ぽんこつ写真記

写真歴17年の筆者が、初心者にも優しく写真の楽しさをお届けします。

【作例多数】今まで撮った紅葉写真を公開します

みなさまこんにちは。PonkotsuPhotoです。
先月よりブログを始めまして、写真関係の記事を投稿しています。
この機会にお見知りおきいただけると幸いです。

 

さて、今年も紅葉が綺麗な時期になってきました。写真好きな方なら、毎年紅葉はカメラを持って見に行く!という方も多いのではないでしょうか。

これからの時期の撮影をより良いものにするためにも、今まで撮った写真を振り返ってみるというのは重要な事です。上手く撮れた写真からも、失敗してしまった写真からも、学ぶべきことは多いですよね。

 

そこで今回は、私が今まで撮ってきた紅葉の写真を作例としていくつか公開したいと思います。拙い写真ではありますが、私の視点から切り取った風景をお見せすることで撮影の参考にしていただいたり、みなさまの新しいアイデアのもとになれば嬉しく思います

私も写真に感想を添えたりして、自分の写真を振り返りたいと思います。
それでは早速行きましょう!

 

作例写真

Nikon D300S + AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR

 

まずは1枚目。構図としては鉄板ですね。あまり面白みは無いかもしれませんが、しっとりとした雰囲気の紅葉写真になっていると思います。こちらはお寺の境内で撮ったものです。写真において無駄なものは省いていくのが定石ですが、瓦の雰囲気を活かしたくて引き気味で撮っています。このあたりの取捨選択は何年写真をやっていても難しいです。

 

Nikon D850 + AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

続いても鉄板構図。色付き始めの紅葉です。平凡な1枚ではありますが、一応この写真では画面の中の線の流れを意識して撮影しました。枝葉などを線として捉えたときに、画面の中心に向かって流れるように構図を調整しています。自分の引き出しを増やすための練習作品です。

 

Nikon D300S + AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR

続いては失敗写真です。1枚目と同じお寺の境内で撮影しています。曇っていた空が一時的に晴れ、紅葉を美しく照らしているシーンです。狙いや構図としては良かったと思うのですが、なんと赤く染まった紅葉の木の近くに赤い箱(消火器ボックス?)が置かれていました。撮影時には上手く撮れたと喜んでいたのですが、帰宅後にPCで見て愕然とした記憶があります(笑)。観光地なので仕方ないのですが、風景写真では人工物の写り込みは作品の雰囲気を壊しかねないので、注意しないといけませんね

 

Nikon D300s + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1

こちらも良く見る構図です。落ち葉としての紅葉も惹かれるものがあり、似たような構図になると分かっていても、ついつい撮影してしまいます。このような場面で気を付けているのは、仲間外れを探して主題にすることです。今回は赤色の落ち葉が多い場所だったので、周りと色の違う黄色い落ち葉を主題にしています

 

Nikon D850 + AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR

今度は一気に遠景の写真になりました。上の写真では雑多なものから仲間外れを探していましたが、この写真では雑多なものを雑多なまま素直に捉えています。遠景であればこういった撮り方も個人的には好きです。

 

Nikon D850 + AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR

こちらはイメージ先行で撮影しました。逆光に照らされた紅葉をステンドグラスに見立てて撮影したいと思ったことがあり、実際にやってみたのがこちらの1枚です。山奥の紅葉スポットで朝9時前頃に撮影しました。イメージに近いものは撮れましたが、未だに納得いくものは撮れていません。木の枝をフレームに見立てるのが凄く難しいです…。しかし、光に照らされる紅葉が綺麗で、撮影自体はとても楽しめました。ぜひみなさまも体験してみて下さい。

 

Nikon D850 + AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR

続いて王道からは外れた写真です。こちらは水面で反射している紅葉の赤色を、色彩のみ切り取った写真です。この川の上に紅葉の木がいくつか並んでいますが、これは反射した色だけで、特に川の中に落ち葉が流れているわけではありません。

紅葉写真というと木や葉っぱの部分に目が行きがちですが、色という観点だと様々な部分に普段の季節とは違った影響が出ています。特に川はその影響を受けやすいですし、落ち葉が流れていたり、川底に落ち葉がたまっていれば別の撮り方を楽しむこともできます。個人的に紅葉の季節の川辺は凄くオススメのスポットです。

 

SONY α7R III + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS

上の写真と同じ考えで、川に反射した紅葉を写していますがこちらは失敗写真です。失敗の詰め合わせの様な写真ですが、反省のためにアップします(笑)。まずは構図。主題にした画面左下の岩にもう少し近づきたかったですね。色々な要素が中途半端です。

続いてはブレ。等倍まで伸ばすと微ブレしています。これは単純な設定ミスで、三脚を使っているのに手振れ補正を切り忘れていました(泣)。400mmの望遠端なのでそれがシビアに出ています。撮影に夢中になっていると、基本的な設定を見落としがちです。夢中になっているときほど、一旦冷静になってみないといけませんね

 

SONY α7R III + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS

水辺最後の紅葉写真です。こちらはダム湖で撮影しています。水の流れが無いので、風さえ無ければ紅葉が水面で綺麗に反射してくれます。こういう反射を活かした引き気味の写真は対照的な構図で撮りたくなりますね。この写真は2分割構図を意識していますが、中心線は少しずらしています。この辺りは好みの問題でしょうか。完全な2分割にすると、より視覚に訴えかける印象的な1枚になりますので、ぜひ撮影してみてください。

 

SONY α7R III + FE 16-35mm F2.8 GM

さて最後の写真です。この写真は広角レンズを使って下から見上げるように撮影しています。広角レンズを使うと、より迫力のある写真になりますよね。構図のマンネリ化防止として、目線の位置を変えてみるというのは凄く有効だと感じています。また、煌びやかな印象の作品にしたかったので、太陽を画面に入れる際に絞り込んで光条を出しています。

写真としての上手い下手は置いておくと、事前に考えていた自分のやりたいことが全てできた珍しい写真なので、個人的にはお気に入りの1枚です。

 

おわりに

ここまで長々と拙作にお付き合いいただき、ありがとうございました。やはり見直すと反省点が多いですね。上手に撮れたものよりも、失敗したものからの方が学ぶことが多いかと思い、今回は失敗写真も何枚か載せてみました。お目汚しになりましたが、みなさまの参考になれば幸いです。

次回は初心者の方に向けた、カメラの基礎的な話を書いてみようと考えています。またお付き合いいただると嬉しいです。

それでは、また次回の記事で。